読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「ビブリオバトル東海決戦2013」公式ブログ

愛知・岐阜・三重・静岡、東海四県の大学生による熱き書評合戦ついに開幕!

「ビブリオバトル東海決戦2013」三重地区予選・決勝の結果

ビブリオバトル東海決戦2013」の三重地区予選が終了しました。以下、予選会から決勝までの結果です。 

実際のバトルでは単行本で紹介された本もありましたが、文庫版があるものについてはアマゾンへのリンクを文庫版の方にしております。

 

予選A テーマ 「猫」

  • 加藤くん|岩合光昭著『旅行けばネコ』

    旅行けばネコ (新潮文庫)

    旅行けばネコ (新潮文庫)

    【紹介者コメント】自由気ままなネコを、うまく写真に収めるのは至難の業。ところが動物写真家・岩合光昭さんの手にかかればこの通り。三河・木曽路・静岡など、各地のネコの魅力がいっぱい詰まった写真集の出来上がりです。オススメは86ページの、光があたって何とも美しい三毛ネコの姿。こんなに素敵な写真を撮る秘訣も、本書の後半に収録されている「スーパーネコ写真術」で、たっぷりと公開されています。さあ、貴方もこの本を読んで、よいネコを探す旅に出ませんか?

  • 砂原くん|内田百閒著『ノラや』
    ノラや (中公文庫)

    ノラや (中公文庫)

    【紹介者コメント】ふとした縁から養うことになり、そしてある日ふっと消えてしまった猫の「ノラ」ノラを探す日々の中で、ひょっこり現れたノラそっくりの猫「クルツ」。二匹の猫との毎日を文豪内田百聞先生が1日1日を刻々と記している随筆。ノラと、クルツと過ごした日々、失って気付くその無二の思い出。自らを本著の中で「猫好き」ではないと言ってはばからない「猫バカ」百聞先生の名著です。猫好きな方とてもおすすめです。

予選Aのチャンプ本は砂原くんが紹介した『ノラや』でした。

 

予選B テーマ「児童書」

  • 山下さん|工藤直子著『おいで、もんしろ蝶』
    おいで、もんしろ蝶 (おはなしのたからばこ 30)

    おいで、もんしろ蝶 (おはなしのたからばこ 30)

    【紹介者コメント】小さい頃、虫が好きでした。バッタを追いかけ、カタツムリを突っつき、カブト虫を眺める。そんな子どもでした。そんな私の中で、蝶は別格の存在でした。ひらひらと飛び、様々な色を持つ羽は、見ていて飽きない存在でした。さて、私はビブリオバトルで、そんな蝶が主役のお話を紹介しました。お転婆なもんしろ蝶の女の子と、彼女を見守る池の日々を覗いてみませんか?彼らの日々の結末は、きっと読者の心を震わすでしょう。
  • 浦口さん|はやみねかおる著『オリエント急行パンドラの匣
    オリエント急行とパンドラの匣 (講談社青い鳥文庫)

    オリエント急行とパンドラの匣 (講談社青い鳥文庫)

    【紹介者コメント】「名探偵」と「怪盗」─なんだか、現実味のないファンタジーのように思えますが、この本を読めば、そんなことはナイ!私はこの本を小学生の頃に読みましたが、名探偵や怪盗は本当にいるんじゃないかと思っていました。いや、今も思っています。そのくらい、作者であるはやみねさんは読者の中心である子どもたちを本気でだましにきています。みなさんも『児童書』という枠にとらわれず、読んで、物語に引き込まれてみませんか?
  • 奥野さん|F.K.ヴェヒター著『赤いおおかみ』
    赤いおおかみ

    赤いおおかみ

    【紹介者コメント】人の家で生まれ育った、ヨークシャテリアの「ぼく」。彼はある日、乗っていた馬車の荷台から転げ落ちてしまう。雪がしんしんと降り続く、残酷なまでに広い雪原。そこで凍える彼を助けてくれたのは、一匹の母親おおかみであった。厳しい自然環境の中で生き抜くため、彼は「おおかみ」として新しい道を歩み始めるのだが…。生きること、死ぬこと。誰かを愛すること、そして悲しむこと。すべてが詰まった一冊。

予選Bチャンプ本は奥野さんが紹介した『赤いおおかみ』でした。 

 

予選C テーマ「時間」

  • 中西くん|東野圭吾著『あの頃ぼくらはアホでした』
    あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

    あの頃ぼくらはアホでした (集英社文庫)

    【紹介者コメント】いつだって、誰だってアホでした。推理作家東野圭吾のエッセイ集。小学生、中学生、高校生、大学生、様々な時代が東野圭吾の魅力ある文章で書かれる。怪獣、受験、映画、サークル、時代もテーマも違うけど、共通するのはいつの頃だって「アホ」だったこと。東野圭吾と同世代はもちろん、そうじゃない人も、笑えて、どこか懐かしくて、何か心がむず痒い、そんな気持ちになれます。
  • 片岡さん|宮部みゆき著『蒲生邸事件』

    蒲生邸事件 (文春文庫)

    蒲生邸事件 (文春文庫)

    【紹介者コメント】この本は事件あり、人間ドラマありの推理小説ですが、舞台は2.26事件の真っ只中、そこに主人公がタイムスリップするという宮部みゆきさん独特のSFっぽさも加えられた歴史小説でもあります。長い小説ではありますが、5章あたりからの展開は思わず目が離せなくなります。そしてラストは涙なしでは迎えられません。読み応えたっぷりの作品です、ぜひぜひ読んでみて下さい。

予選Cチャンプ本は中西くんが紹介した『あの頃ぼくらはアホでした』でした。

 

決勝 テーマなし

  • 砂原くん|さくら剛著『三国志男』
    三国志男 (SANCTUARYBOOKS)

    三国志男 (SANCTUARYBOOKS)

  • 奥野さん|橋本紡著『九つの、物語』
    九つの、物語 (集英社文庫)

    九つの、物語 (集英社文庫)

    【紹介者コメント】一人暮らしをする大学生のゆきなのもとに、二年前に亡くなったはずの兄が帰ってきた。呆れるほど読書家で、女の人にはよくモテて、なおかつ料理上手な兄・禎文。ゆきなと禎文とのいびつで幸せな生活が始まる。しかしその生活は、ゆきなが忘れていた、あるいは忘れようとしていた、ひとつの記憶によって崩壊していく。ゆきなの過去とは何なのか、そして兄が現れた本当の理由とは──九つの作品と共に紡がれる、とある兄妹の物語。
  • 中西くん|京極夏彦著『姑獲鳥の夏
    文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

    文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

    【紹介者コメント】「この世には、不思議なことなどなにもないのだよ。」京極夏彦の書く、怪しい世界。繊細で、恐ろしくて、どこか美しいミステリー。昭和戦後に起こった二十ヶ月もの間赤ん坊を身籠る妊婦、突如密室性から消えた男。様々な妖しい事件。起こすのは人の心に憑きし怪異。解決するのは憑き物落とし。妖怪の出ない怪異譚、京極堂シリーズの第一弾。

決勝戦チャンプ本は奥野さんが紹介した『九つの、物語』でした。

 

チャンプ本を紹介した奥野実希さんには、6月23日の「ビブリオバトル東海決戦2013」に出場していただきます。