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「ビブリオバトル東海決戦2013」公式ブログ

愛知・岐阜・三重・静岡、東海四県の大学生による熱き書評合戦ついに開幕!

「ビブリオバトル東海決戦2013」岐阜地区予選の結果

岐阜地区予選の結果は以下のとおりです。

 

  • 谷瑞恵著『思い出のとき修理します』
    思い出のとき修理します (集英社文庫)

    思い出のとき修理します (集英社文庫)

    【紹介者コメント】この本の舞台は、古びた商店街です。立ち並ぶお店の店員さんは、とてものんびりしています。そしてそこには、ひっそりと立っている『思い出のとき修理します』という看板がたった時計屋さんがあります。そこには、過去に辛い思い出を持った人々が助けを求めにやってきます。時計屋さんは、 ほっとするような笑顔で解決してくれるんです。人々はその時計屋さんに癒され、帰っていくのです。そして最後も、とてもほっこりするような結末を迎えます。
  • 貴志祐介著『黒い家』
    黒い家 (角川ホラー文庫)

    黒い家 (角川ホラー文庫)

    【紹介者コメント】生命保険会社に勤めている若槻慎二は、ある日顧客の男性に呼ばれ、彼の家に行くことになる。そこから、恐ろしい事件に巻き込まれていく。 第4回ホラー小説大賞に受賞した長編の小説。心霊系のホラーではなく、人の心が一番恐ろしいことがはっきり書かれている。前半はミステリーに近い構成で、後半のホラーまで一気に引き込まれる。また、心理学・昆虫学などの幅広い知識も見所である。読んだ後はかなり恐くなる。これからの季節におすすめの作品。
  • 姜尚中著『続・悩む力』
    続・悩む力 (集英社新書)

    続・悩む力 (集英社新書)

    【紹介者コメント】今回、私がおすすめしたい本は姜尚中の続・悩む力という本です。この本の内容はこの現代に蔓延する「悩み」というものを姜尚中さんの思想はもちろん、「悩み」の先駆者である夏目漱石マックス・ウェーバー、V・E・フランクルなどの思想や作中表現などを用いながら紐解いていくといった内容となっています。この本は今、現在悩んでいる人はもちろん、社会問題に興味のある方、今ぜんぜん悩んでいないわって言う人も改めて姜尚中さんと共に悩みながら読んで見るのはいかがでしょうか。
  • ダニエル・キイス著『アルジャーノンに花束を
    アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

    アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

    【紹介者コメント】今のままの自分じゃダメだ。もっと変わらないとダメだ。と悩んだりあせったりしている人はいませんか?そういった方々に是非手に取ってもらいたい本です。SFものはちょっと…という方もいらっしゃるかもしれませんが、これは主人公のチャーリーが悩み葛藤しながらも成長していく青春小説でもあり、知能を得ることで悩み苦しむ、いわば聖書にも似た要素があると思います。チャーリーの生き方に考えさせられ、切なくも感動する本なのでぜひみなさん読んでみてください。
  • 市川拓司著『そのときは彼によろしく』 
    そのときは彼によろしく (小学館文庫)

    そのときは彼によろしく (小学館文庫)

    【紹介者コメント】「かくのごとく夢あれかし」という、女の子の言葉からはじまる、美しい、ある夢が関係するお話です。この本は、長くて切ない恋愛小説でもあり、友情を描いた小説でもあり、親子愛まで描かれている小説でもある。とても透明感があって、純粋な気持ちにしてくれる本であり、人への思いとか、寂しい感情の意味とか、愛するとはなにかとかを汚い部分でなく、綺麗な素敵な部分を登場人物たちから教えてもらえるような本だと思う。

 

チャンプ本は姜尚中著『続・悩む力』でした。